「国際人形交流の日」新企画。田上市長に直接協力依頼。

「中華人民共和国成立69周年記念祝賀会」のパーティ会場で、田上長崎市長にそっと耳打ちした。

「貴方の隠し子が見つかりました。可愛いく成長した女の子です」。

「???!」

「瓊子の元に、鶴子の妹として、ニューヨーク州ロチェスター市立博物館の、養女に入籍したいので、保護者として命名して下さい」

24日から10月4日まで、フランスの姉妹都市「ヴォスロール村」との周年友好交流の旅に出られ、パリでは「長崎県人会メンバー」との懇親会など忙しい日程を承知した上での提案であった。

田上市長にとっては「寝耳に水」の驚きだったかもしれないが、当日事前に、西本秘書課長及び、旅に随行する前田国際課長には、詳細な内容を話してあった。

遡れば、昨年9月に「日米人形交流90周年記念シンポジウム」で、ロチェスター市を訪れた、私たち訪問団による田上市長への帰国報告で、ロチェスター市長から預かった親書と「9月30日を国際人形交流の日とする都市宣言書」を、市長には差し上げていた。

「人形交流から人間交流へ」と確実に平和親善の輪は拡がっている。

・イサカ市コーネル大學での「私の被爆体験と長崎の平和運動」について初の講演。

・宮崎広和教授への「長崎平和特派員委嘱」。

・「長崎大学RECNAとコーネル大学との学術交流」。

・「イサカ市の平和都市会議への加盟」。

・本年10月「朝長万左男先生によるコーネル大学での平和講演」。

などへ発展している。

10数年前、金子原二郎前知事の名で贈られた「鶴子」に続いて、田上市長から「??子」が贈られるとすれば、ロチェスター市立博物館の「文化財・瓊子」の元に姉妹が揃い、最高の人気をさらうであろう。

30日、長崎新聞社ホールで開催する記念集会場に、「贈られる人形・??子」が展示される予定であり、田上市長がその提案を承諾されれば、この上もない喜びである。

(瓊子の会・井原東洋一)