秋田市で講演。「誰も被爆(曝)者とならないために」。

日本ベラルーシ友好協会(三浦 亮会長・元秋田大学長)が主催された平和集会「東日本大震災8年・特別講演会」に、被爆2世の「大瀧知子さん」と共に招待された。

とりわけ、この企画実現は、駐秋田ベラルーシ共和国名誉領事「佐々木正光氏」の積極的な関与と援助によるものであり、改めて感謝したい。

会場には、「起き上がりこぼしとミニこぼし」及び「ウクライナ、ベラルーシ共和国でのチェルノブイリ原発爆発32周年慰霊祭関連写真」と「サイパン、テニアン、グアム、パラオ、ペリリュウ各島の激戦地戦跡写真」などが壁面に展示された。

与えられたテーマ「誰も被爆(曝)者とならないために」に沿って、

1、ご招待への感謝と幾度も訪れたい秋田の魅力。2、長崎原爆被爆者として、自らの体験。「被爆者援護法」までの長い闘いの道のり。

3。広島と長崎の原爆被害概要と比較。

4、絶対悪の原爆投下は、アメリカによる実験だった。

5、過去における日本の加害の歴史の反省と謝罪の必要性。

6、「戦争する国日本」の危険性。太平洋周辺戦跡や海底に放置されたままの120万同胞の呻き声。

7、チェルノブイリ原発爆発と、廃炉(500年先)までの長期継続的な苦悩。

8、チェルノブイリ法(被害者救済)の概要。

9、ウクライナ、ベラルーシ共和国での被曝者との対話。

10、福島第1原発被害の恐怖と、権力による意図的な隠蔽への批判。

11、福島は、風評を怖れず、自ら立ち上がり権力と闘い、周りの支援を得て改善させる以外に道なし。

12、長崎の闘いと、特徴的な平和運動紹介。

13、秋田と、更なる友好促進と連携。

など1時間15分に及び講演を行った。

大瀧知子さんも、被爆2世を意識してからの、平和活動参加など、率直で新鮮な体験を語った。

引き続いた和やかな懇親会で更に親密度を深め合った。

(長崎県被爆者手帳友の会会長・井原東洋一)


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